オープンソースライセンスの考え方(主にGPL)
2010年9月29日
by 管理者
OSC2010へいってから、見聞きした話を載せようと思いつつ更新がかなり遅くなってしまいました。OSC2010で「オープンソースのライセンス模擬試験」というものがあり、参加してきた感想兼誤解されがちなGPLライセンスについての解説です。
IT系の方ならご存じだと思いますが、オープンソースライセンスで提供されているソフトウェアは「無償で使用(使用においても有償・無償の取り決めもある)」ことができますが、何をしても良いわけではなく定められたルールに則って使用する必要があります。
知っているようで勘違いしがちなライセンスについて試験というかたちで開設するセッションでした。資料が公開されていますので、問題と解説を読んでみるだけでも知識の整理になると思います。
http://www.nec.co.jp/oss/IPconsul/#News
上記の2010年9月10日付のニュースで公開されています。
なかでも興味深かったのがGNU GPLについての解説です(問題・解説のQ15です)。GPLで公開されているオープンソースソフトウェアと一緒に自分で開発したソフトウェア(もしくはプラグイン)を頒布する場合、GPLのルールに従ってソースコードを公開する必要があります。
但し、開発したソフトウェア(もしくはプラグイン)自体がGPLになるという訳ではありません。このソフトウェア単体、もしくは別のソフトウェアと組み合わせて頒布する場合は別のライセンスで使用する事ができます。
ライセンスの「感染」という言葉が使われる事がありますが、別に感染する事はありません。別個のソフトウェアだったらライセンスも別個です。GPLライセンスのソフトウェアと一緒に頒布する場合はGPLに従ってソースコードを公開する必要がありますが、ライセンスまでGPLになるわけではありません。
というお話でした。主に利用する側なので頒布する際の事柄にはあまり意識がいきませんでしたが、開発者の方やオープンソースソフトウェアを組み合わせてシステム販売をする事業者の方は注意が必要かと思います。
ちなみに講師の方はNECの人らしく、公開されている問題・解説もNECのサイトです。